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がん克服へ支援訴え 小松島市、24時間リレー

がん克服へ支援訴え 小松島市、24時間リレー がん撲滅を訴えるチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフとくしま2009」が10日、小松島市小松島町のしおかぜ公園で始まった。患者と家族らが24時間リレーしながら歩き、がんへの理解や支援を呼び掛けている。

 リレーウオークは1周約200メートルの遊歩道で実施。午後1時、結腸がんを克服した勢井啓介さん(54)=阿南市西路見町、会社経営=らが「輝くあしたへ」と書かれた横断幕を掲げて出発、次々にたすきをつないだ。

 「こうして元気になっているがん患者もいるということを知ってほしい」とスタート前に話していた勢井さんらは、支援者の温かい拍手を受けながら、力強い足取りで遊歩道を歩いた。

 リレーウオークは11日午後1時まで続けられる。飛び入り参加も可能。

 会場内には募金箱が設けられた。寄付金は財団法人・日本対がん協会に贈り、がん検診の向上に役立ててもらう。


2009年10月11日 徳島新聞



リレー・フォー・ライフ:「弱音を吐くな」 がん闘病、遺志つなぐ /高知

 がん患者らが交代で24時間歩き続けるイベント「リレー・フォー・ライフin高知」が10日、高知市丸ノ内1の城西公園で開かれた。乳がんを克服した同市の山下みちさん(51)は、今年5月に同じ病で60歳で他界した和田佳奈さんの遺影を手に実行委員として参加した。「弱音を吐くな」。和田さんの遺志をつなぐように、山下さんは延べ1000人以上(主催者発表)の仲間と共に会場でたすきをつないだ。【千脇康平】

 山下さんは03年5月、高知医大(現高知大)付属病院で乳がんと診断された。「私は死ぬんだ」。最初は心細く、どうなることかと泣いた。だが、同院に通う10人ほどの乳がん患者と仲良しになり、いつも前向きな和田さんと出会った。

 山下さんが放射線治療のため1カ月間入院した時は和田さんが隣のベッド。「あそこの食べ物がおいしい」「沖縄からゴーヤーを取り寄せる」。山下さんは、がんのことでくよくよ考えなくなった。

 山下さんは、手術や抗がん剤治療による激しい吐き気などに耐え、同年末に退院し、乳がんを克服。一方の和田さんは、がんが転移し、衰弱していった。

 昨年10月、南国市の高知大医学部で県内初となるリレー・フォー・ライフが開かれた。和田さんも酸素ボンベを携帯して参加。力の入らない手で千羽鶴も折った。「来年も出たい」と意欲を見せたが、約半年後に亡くなった。

 現在、山下さんは専門学校の寮の食堂でパートとして働く傍ら、NPO法人・高知がん患者会「一喜会」(088・854・8762)のメンバーとして情報提供などの活動に携わる。

 この日、医療関係者や患者、その家族らが24グループに分かれ、正午に歩き始めた。リレーしながら11日正午までの24時間を歩き通す。断続的に約3キロを歩いた山下さんは「明日の命も分からないと悩むがん患者もいる。1人で悩まず相談してほしい。同じ痛みを知る仲間がいると心強い」と訴えた。

2009年10月11日 毎日新聞

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