甲状腺がん奇跡の復活テノール歌手
がん克服・韓国人テノール歌手 志免町で賛美歌など4曲
「アジア最高のテノール」と呼ばれた歌声を甲状腺がんで一度失いながら、過酷なリハビリを経て奇跡の復活を遂げた韓国人歌手ベー・チェチョルさん(41)が27日、志免町の栄光病院ホスピス病棟を訪問、患者ら約100人の前で歌声を響かせた。
世界各地の歌劇場でオペラの主役を演じて活躍していたべーさんは2005年10月、甲状腺がんに襲われ、その摘出手術で声帯と横隔膜の神経を切断、声を失った。しかし日本のファンの支援により、翌年、京都市で声帯機能の回復手術を受けた。「歌声は自分の人生であり、命。それを捨てることはできない」。リハビリを続け、舞台で歌えるまでに回復した。
27日、べーさんは「この声は、私が来日したとき親切にしてくれた日本の皆さんを通じて、天からいただいたものだと思う」と話し、「聴いた方の心の力に少しでもなればうれしい」と賛美歌など4曲を披露した。
べーさんは10月11日に福岡市早良区西新6丁目の西南学院大チャペルでリサイタルを開く。「私の新たなチャレンジ。歩き続けている一人の人間を感じてもらえれば」と話す。問い合わせは同大宗教部=092(823)3336。
2010年9月28日 西日本新聞
「アジア最高のテノール」と呼ばれた歌声を甲状腺がんで一度失いながら、過酷なリハビリを経て奇跡の復活を遂げた韓国人歌手ベー・チェチョルさん(41)が27日、志免町の栄光病院ホスピス病棟を訪問、患者ら約100人の前で歌声を響かせた。
世界各地の歌劇場でオペラの主役を演じて活躍していたべーさんは2005年10月、甲状腺がんに襲われ、その摘出手術で声帯と横隔膜の神経を切断、声を失った。しかし日本のファンの支援により、翌年、京都市で声帯機能の回復手術を受けた。「歌声は自分の人生であり、命。それを捨てることはできない」。リハビリを続け、舞台で歌えるまでに回復した。
27日、べーさんは「この声は、私が来日したとき親切にしてくれた日本の皆さんを通じて、天からいただいたものだと思う」と話し、「聴いた方の心の力に少しでもなればうれしい」と賛美歌など4曲を披露した。
べーさんは10月11日に福岡市早良区西新6丁目の西南学院大チャペルでリサイタルを開く。「私の新たなチャレンジ。歩き続けている一人の人間を感じてもらえれば」と話す。問い合わせは同大宗教部=092(823)3336。
2010年9月28日 西日本新聞
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