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癌(がん)が治った、癌(がん)が良くなった、癌(がん)が回復した体験談情報
仲間とともにがんと闘う ミュージシャン、宮沢昌宏さん

ライブでベースを演奏するロックミュージシャンの宮沢昌宏さん。原発不明がんで闘病中だ(所属事務所提供)ライブでベースを演奏するロックミュージシャンの宮沢昌宏さん。原発不明がんで闘病中だ

 ■元WANDS・上杉さんら、来月チャリティーライブ

 「世界中の誰よりきっと」などのヒット曲で一世を風靡(ふうび)したWANDS=解散=のサポートメンバーで、原発不明がんで闘病中のミュージシャン「miya38」こと宮沢昌宏さん(37)を励まそうと、ビジュアル系バンド「PENICILLIN(ペニシリン)」のリーダー、千聖(ちさと)さんやWANDSの元ボーカル、上杉昇さんらが9月、東京・下北沢でチャリティーライブを行う。収益の一部を治療費に充て、音楽仲間を全力で支援するつもりだ。(道丸摩耶)

                  ◇

 宮沢さんはWANDSのサポートメンバーなどを務め、自身も平成9年にロックバンド「the fantastic designs」=解散=のボーカル兼ベースとしてメジャーデビュー。現在は、上杉さんがボーカルを務めるバンド「猫騙(ねこだまし)」で活動している。

 宮沢さんが体調に異変を感じたのは今年1月。背骨に複数の圧迫骨折が見つかり、悪性腫瘍(しゅよう)の転移が分かった。原発不明がんは元の部位が分からないため治療法を見つけるのが困難だ。2月からは、横浜市のクリニック「クリニカET」で血管からカテーテルを入れて行う血管内治療を開始。がんの患部に直接働きかけることができ、副作用や痛みも少ないが、保険がきかないため治療費は1回約35万円と高額だ。それでも治療の効果は大きく、宮沢さんの家族は、「この治療と医師に出会えたから頑張れた。痛みも取れる」と話す。

話を聞き、宮沢さんと一緒に活動してきたミュージシャン仲間らが立ち上がった。収益の一部を治療費に充てるチャリティーライブ「miya38AID’09」を計画するほか、応援歌「人生大丈夫ンブンブンmiya38SP」を制作。応援歌はTシャツなどのグッズとともに販売され、応援歌の動画もインターネットで公開される。

 ライブに参加するバンド「ハンサム兄弟」の判治(はんぢ)大介さんは「仲間の応援と魂がこもった音楽は医療すら超えると信じて、全力で(宮沢さんを)応援していくので、皆さんも力を貸してください」と訴える。

 ライブは9月30日午後7時から、東京都世田谷区のライブハウス「下北沢GARDEN」で(チケットは8月29日発売)。問い合わせは下北沢GARDEN(電)03・3795・1069。

2009年8月22日 産経新聞

| 原発不明がんが治った体験談 | |
がん闘病の夫、妻と初の作品展 神戸・ラインの館 
写真

がんと闘いながら、初めて夫婦で作品展を開いた山本忠雄さんと教子さん

 がんと闘いながら趣味の写真を続ける神戸市西区井吹台東町、会社役員山本忠雄さん(67)の作品展が、中央区北野町2の「ラインの館」で開かれている。支えてきた妻の教子さん(68)も得意の押し花を飾る初の「夫婦展」とあって、2人の喜びはひとしお。「観光客の方にリラックスした気持ちになってほしい」と笑顔で人々を出迎えている。

 忠雄さんは2007年春、患部が特定できない原発不明がんと診断され、転移先のリンパ節を切除。昨年5月の鎖骨などの摘出時には、声帯神経の切断も余儀なくされ、声はかすれたままだ。

 写真は15年ほど撮り続けてきたが、体力的に重い望遠レンズは持てなくなった。歩いて、いいアングルを探すのも難しい。しかし、忠雄さんは「若木や草の持つ命の輝きを、丁寧に見つめられるようになった」と語る。

 今回は、大正時代建築のラインの館に映えるよう、昨秋訪ねたドイツの古城や公園などの写真など20点を展示。新緑など鮮やかな色彩が目を引く。

 また、教子さんは、ラベンダーやビオラの花などを押し花にし、チョウが舞う花畑など22点を繊細なタッチで描き出した。

 ちょうど会期中は、近くの「風見鶏の館」が無料開放。外国人観光客も多く、2人は気さくな笑顔で迎える。教子さんは「夫の生き生きした姿がうれしい」。忠雄さんは「がん患者の方に『やれることを思い切りやろう』というメッセージを伝えられたら」と話している。

 10日まで。午前9〜午後6時(最終日は午後3時まで)。入場無料。山本忠雄さんTEL080・3780・4010

2009年8月6日 神戸新聞

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